シンガポール紙「ザ・ストレーツ・タイムズ」の3日の報道によると、インドネシアは、全国各地に向けて中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製の新型コロナウイルスワクチンの供給を開始した。環球網が報じた。
報道によると、ワクチンを製造するインドネシア国営の製薬会社・バイオファルマ(BIO FARMA)のBambang Heriyantoスポークスマンは、「当社は3日から、インドネシアの34省・地域の衛生機関に、シノバック・バイオテックが開発した新型コロナワクチンの供給を開始した」と発表した。
報道によると、記者会見では、インドネシアの保健省でワクチン関連のスポークスマン・Siti Nadia Tarmizi氏が、「シノバック・バイオテックがトルコやブラジルで実施した臨床試験の結果は非常に優れていた。当国で実施している第三段階の臨床試験の結果と同じだ」と説明した。
そして、「我々は非常にポジティブに、予定通りワクチン接種計画を進める。今月の2週目か3週目にはワクチン接種が始まる」とした。
昨年8月、インドネシアはシノバック・バイオテックと共同で、ワクチンの第三段階の臨床試験を開始した。在インドネシア中国大使館の情報によると、8月26日、シノバック・バイオテックはBio Farmaに、第一陣のワクチンを供給することで合意した。英ロイター通信の報道によると、昨年12月6日、インドネシア政府のもとに、シノバック・バイオテック製のワクチン120万回分が届いた。その後、同月31日には第二陣の180万回分が届いた。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年1月4日