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大学生・社会人ドラフト:NOMOクラブから初指名

作者:未知  来源:每日新闻   更新:2005-11-21 6:36:00  点击:  切换到繁體中文

大学生や社会人を対象にしたプロ野球の05年度新人選手選択(ドラフト)会議が18日、東京都港区の新高輪プリンスホテルで開かれた。この日は希望入団枠を使用して既に入団が内定している9人が報告された後、49選手が指名された。

 ドラフト会議は今年から、高校生と大学生・社会人を分離する方式で行われており、10月3日にあった高校生ドラフトで指名された38人と合わせた今年の指名選手(希望入団枠を含む)は96人になる。

 楽天は高校生を合わせ大量11人を指名。「希望入団枠を含む指名選手の合計が120人に満たない場合、他球団の選択終了後、再び指名に参加できる」という規定により、通常の枠である10人を超える指名が可能になった。巨人も10人を指名した。

 NOMOベースボールクラブから柳田殖生内野手が中日の5巡目で初指名された一方、今季発足した独立リーグ、四国アイランドリーグからの指名選手はなかった。

 ◇各球団のコメント

 ▽ロッテ・バレンタイン監督 全員ほしかった選手を指名できた。(上手、下手両方で投げられる投手の)相原は、ビデオで見た感じ、上手投げの方が伸びる可能性があると思う。

 ▽ソフトバンク・王監督 予定通り。スカウトはいつもいい仕事をしてくれる。松田は練習熱心でリーダーシップもあるときいている。将来の和製大砲と期待している。

 ▽西武・伊東監督 (松永について)即戦力として、取ったわけですから、それなりの期待は持っています。本当に欲しかった選手が取れなかったので、僕の中では気持ちは複雑です。

 ▽日本ハム・高田繁ゼネラルマネジャー 予定通りだった。即戦力の左投手を獲得することが一番の課題だったが、2人取れた。パーフェクトです。

 ▽オリックス・中村監督 無風と言うか、当初の予定通り。高校生ドラフトより、緊張感はなかった。高校生ドラフトで野手2人を指名したので、今回は投手中心だった。

 ▽楽天・山下編成本部長 野村新監督の意向をくんだわけではないが、結果的に投手中心の指名になった。補強のポイントについて球団と監督の考えが一致していた。

 ▽阪神・岡田監督 ポイントは投手だった。大学生や社会人は即戦力。今いる投手のライバルになると思う。岩田? 左に一人年寄りがいるので、ローテーションを脅かしてほしい。

 ▽中日・落合監督 (高校生ドラフトを含め10人の指名は)予定通り。あとは入ってくれることを願うだけだな。(NOMOクラブの柳田については)見つけてくるのがスカウトの仕事だから。

 ▽横浜・牛島監督 指名選手は予定より少し変わった。高校生ドラフトから希望枠の高宮までは予定通りだったが、それ以降は……。戦略的に大丈夫と思っていたが、多少、計算外があった。

 ▽ヤクルト・古田兼任監督 武内君は未来の4番打者の素材。大きく育ってほしい。(初のドラフト参加で点数は)彼らがプロに入って活躍してくれた時、点数が出るでしょう。

 ▽巨人・原監督 福田君は腕の振りがよく、スライダーもいい。栂野君は高校時代に見ていて大型投手が出てきたなという印象を持っていた。高校生ドラフトを含め、うまく指名できた。

 ▽広島・ブラウン監督 春季キャンプで早く見てみたい選手ばかりだ。リラックスして自分の力を出せるよう私も努めたい。「カープの家族にようこそ」という感じで歓迎したいね。

 ◇巨人成功、横浜失敗 球団で明暗

 あらかじめ指名する順番が決まっている大学生・社会人ドラフト。各球団が補強方針に沿った指名をほぼ順当に終えた中、他球団の動きを読み誤る球団もあった。

 巨人は、横浜を希望していた栂野(新日本石油ENEOS)を強行指名するなど「90点以上。目的は達した。うちが調査したメンバーがほぼ埋まった」(清武英利代表)。高校生と合わせて投手8人を指名し、重点課題にしていた投手補強に成功した。

 逆に失敗したのは横浜。3巡目で指名順が早かった巨人に意中の栂野を奪われ、4巡目でもロッテに川崎(ホンダ熊本)をさらわれた。山中正竹専務は「予定していた人を他球団にに指名され、計算が狂った。どういう順番で指名するかシュミレーションしていたが……」と失敗を認めた。

 希望入団枠(旧自由獲得枠)が2から1に削減された影響も出た。西武は現場とフロントの方針が対立し、獲得選手を1人に絞りきれず、最終的にフロントが押し切った。希望選手を獲得できなかった伊東監督は「ショックだけで、余計なことはしゃべらない」と肩を落とした。【高山純二】

 <ドラフト制度>

 今年7月のオーナー会議で、高校生と大学・社会人を分離する新人選手選択(ドラフト)の新制度導入を決定。高校生を対象としたドラフトは既に10月3日に先行実施された。「分離ドラフト」とも言われるが、日程が分かれているだけで実際には両方のドラフトが密接に関わっているのが特徴だ。

 この日の大学・社会人ドラフトでは、前回までの「自由獲得枠」を「希望入団枠」に改称して1枠が認められた。今回は希望枠行使を宣言しながら合意に至らず、見送った球団に権利がある1巡目指名には、楽天だけが参加した。2巡目は、高校生ドラフトで1巡目を回避した球団に指名権が与えられるが、回避球団がなく、この日はすぐに3巡目指名に入った。

 3巡目はウエーバー(成績逆順)、4巡目は折り返しで行い、以下これを繰り返した。ドラフトで指名できる高校、大学・社会人らは希望枠選手を含め12球団で最大120人。高校生ドラフトでは38人が指名され、希望枠9人を除く73人がこの日の最大の指名可能な人数だった。【仁瓶和弥】


 

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