【パリ福井聡】シラク仏大統領は9日、レバノン情勢について開いた緊急閣議後に会見し、レバノン紛争解決に向けた国連安保理決議案について、「イスラエル軍撤退」などを盛り込む点で米国との妥協が進んでいない点を認め、「合意できない場合はフランス独自に新決議案を提出する」と示唆した。
大統領は「紛争は中東全域の安定に脅威を及ぼしており、決議案はレバノンの主権、安定、統一、および独立を支持すべきだ」とレバノンの修正要求への配慮を表明した。
毎日新聞 2006年8月10日
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