米Microsoftは米国時間9月22日に,家庭向けソフトウエアの新たなスイート製品「Works Suite 2005」を発表した。「人気の高い六つのソフトウエアを一つのパッケージにまとめ,手頃な価格で提供する」(Microsoft社)
Works Suite 2005は,家庭向け統合ソフト「Works 8」をはじめ,ワープロ・ソフト「Word 2002」,百科事典ソフト「Encarta Encyclopedia Standard 2005」,家庭用財務ソフト「Money Standard 2005」,写真加工ソフト「Picture It! Premium 10」,地図ソフト「Streets & Trips」で構成する。家族のスケジュール,宿題の仕上げ,写真加工,家計簿管理など,家庭におけるパソコン活用を支援する。
「人々は忙しい生活を送っており,日常的な作業をより上手に管理するために技術を利用したいと考えている。Works Suite 2005は,家庭のパソコンを生産性向上の原動力として活用するために必要なすべてが揃っている」(Microsoft社家庭向けプロダクティビティ製品担当マネージャのKim Schaefer氏)
Works 8には,辞書ツール「Dictionary」,プレゼンテーション閲覧ツール「PowerPoint Viewer」,強化したカレンダ機能などが含まれる。Word 2002はスペルや文法をチェックする「Spelling Dictionary」機能と「Grammar Checker」機能,スペル・ミスを自動修正する「AutoCorrect」機能,書類の変更部分を色付き表示する「Track Changes」機能などを備える。
Encarta Encyclopedia Standard 2005は,4万1000件にのぼる記事と,ビデオ,写真,地図をデータベースに持つ。学生は,検索バー「Encarta Search Bar」を使って,調べたい内容に合った検索を素速く的確に行うことが可能。コンテンツは7~10日ごとに更新される。
Picture It! Premium 10は,写真の整理や共有をさらに向上する「Picture It! Library」機能,露出やコントラスト,色調を自動修正する機能が加わったほか,カメラ付き携帯電話で撮った写真をパソコン表示用に自動調整する「Camera Phone Auto Fix」機能などがある。
Works Suite 2005は小売り販売店で購入可能。価格は99ドル95セントで,20ドルのリベートが付く。 |