ニューヨーク市場の原油価格は、OPEC=石油輸出国機構が原油の生産枠を据え置いたことなどを背景に、4ドル以上も値上がりしました。
週明け19日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、取引の指標となるWTIの10月渡しが、前の週より4ドル39セントと大幅に値上がりして、1バレル=67.39ドルで取引を終えました。
OPEC=石油輸出国機構が19日の総会で、原油の生産枠を現行の日量2800万バレルに据え置くことで合意したことから、上げ幅が拡大しました。
また、ハリケーン「カトリーナ」に続いて、新たに発生した熱帯低気圧が石油関連施設が集中するメキシコ湾岸に接近していることもあって、再び供給不安が拡がり買い注文が優勢となっています。