今年5月には、中国の原油と大豆の輸入が激増し、原油は前年同期比19.3%増加、大豆は同27.7%増加した。商務部(省)の高峰報道官は11日に行われた同部の定例記者会見で、「これは中国企業が国際市場の変動、中国国内の生産・需要の状況、市場化の原則を踏まえて行った輸入だ。ブラジルで通貨が下落し、大豆の輸出意欲が高まったなどの要因も、中国の大豆輸入の増加を促進した」と指摘した。中国新聞網が伝えた。
高報道官は記者会見で、中国の輸出入・貿易の状況などについて、質問に答えた。
高報道官は、「税関がまとめた統計によると、数量からみると、今年1-5月の原油の輸入は5.2%増加し、大豆は6.8%増加した。5月単月では原油は19.3%増加、大豆は27.7%増加した」と説明した。
また高報道官は、「現在の世界経済の下ぶれ圧力が絶えず増大する背景の中で、中国企業が輸入を積極的に拡大していることは、世界経済の発展への信頼感を高める上でプラスになる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年6月12日