任天堂の岩田聡社長は5日、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」を使って世界規模でのゲーム無線通信ネットワークサービスを11月23日から始めると発表した。国内のゲーム販売店1000カ所、フリースポット3000カ所から接続でき、PC経由で接続する周辺機器も発売される。米でも対応ソフトが発売され、世界規模での無料オンラインゲームが実現する。
サービス名は「ニンテンドー・Wi-Fi(ワイファイ)・コネクション」。ゲーム機が自動的に生成するIDとパスワードで、プレーヤーを認証し、「フレンド」に登録したプレーヤーなど対戦相手をコントロールできるのが特徴。
11月23日から、コミュニケーションゲーム「おいでよ どうぶつの森」(4800円)でのサービスを開始、12月には「ゲームマリオカートDS」などの対応ゲームを発売予定。
DSは9月末時点で360万台を出荷。岩田社長は、犬の育成ゲーム「ニンテンドッグス」や脳力ゲーム「脳を鍛える大人のDSトレーニング」などDSの独自路線ソフトがハードの普及を後押ししたと分析。今後も脳力ゲームの続編や英語トレーニングゲームなど一般層にアピールするゲームの発売も計画している。【河村成浩】
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