13日の羽田発那覇行き全日空125便で、一時、非常用脱出装置2カ所が作動しない状態だったことが分かった。客室乗務員が離陸前、装置が作動する状態になっていることを確認しており、同社で原因を調べている。
同社によると、装置は、非常時に扉を開いた時に脱出用スライダーを自動的に伸ばすためのもの。離陸直前に、左側の前から2番目の扉で装置のレバーが作動位置にないことに客室乗務員が気付いた。30分後には左側最前列の扉の装置も、同様の状態にあるのが発見された。いずれも、すぐに客室乗務員が作動位置に戻した。
同便は一つの装置を2人の客室乗務員が見る二重チェックをして、レバーが作動位置にあるのを確認していたという。