日本人野手として初のワールドチャンピオンに輝いたホワイトソックスの井口が11月1日にシカゴを出発し、日本時間2日に帰国することが決まった。「早くおいしい日本食を食べたい」と話していた通り、26日のシーズン終了からわずか6日後というスピード帰国となる。日本では野球教室などの予定が詰まっているほか、取材依頼も殺到しているという。前日のパレード終了後は「オフは家族とゆっくりしたい」と話していたが、しばらくは多忙な毎日が続く。31日には在シカゴ総領事館を表敬訪問する予定。88年ぶりの世界一への貢献度は大きく、総領事から何らかの表彰を受ける可能性もありそうだ。
≪優勝記念グッズ2400点にサイン≫井口は優勝から3日たったこの日、午前、午後の2回に分けて計6時間、ホテルで優勝記念グッズにサインをした。ユニホーム、バット、ボール、写真に、ホームベースや優勝を報じる新聞。約2400点にペンを走らせた。「いっぺんに、こんなにサインをしたことはさすがにない」。優勝パレードでも規模の違いに目を丸くしていたが、メジャーのスケールの大きさにあらためて驚いていた。