1日付のブラジル紙エスタド・ジ・サンパウロによると、同国サンパウロ東部で9月に発生した日本人米倉貞さん(68)=長野市出身=の一家5人強盗殺人事件で、サンパウロの警察当局は10月31日、逃走中だったセルソ・ドスサントス容疑者(33)を同市内の潜伏先で発見、銃撃戦の末に射殺した。
警察は既に共犯の男を逮捕、ドスサントス容疑者の行方を追っていた。同容疑者は一家から奪った金の一部を所持していたという。
事件は9月10日夜、米倉さん宅に武装した2人組が押し入り、現金5000ドル(約58万円)を奪って一家5人を殺害。米倉さんの息子夫婦が出稼ぎ先の日本から休暇で帰国した当日だった。(メキシコ市共同)