路上にくぎなどをばらまき、ホテルの営業を妨害したとして、静岡県警伊東署は16日、同県伊東市鎌田、無職、山田昇容疑者(66)を偽計業務妨害の疑いで逮捕した。
調べでは、山田容疑者は昨年5月から今月9日の計108回にわたり、同市富戸のホテルの出入り口の路上に、古くぎや建築廃材のボルトなど金具計4158本をばらまき、同ホテルの営業を妨害した疑い。大筋で容疑を認めている。
山田容疑者の妻が経営するホテルが、被害にあったホテルの従業員からのぞかれるなど嫌がらせを受けたと思い込み、腹いせにくぎなどをばらまいたという。これまで複数の車のタイヤがパンクするなどの被害があった。
通報を受けて現場ホテル付近に張り込んでいた伊東署員が、現場に現れた山田容疑者に職務質問したところ容疑を認めたという。【増田博樹】