東京都町田市の町田市民病院(山口洋総院長、410床)で02年11月、気管チューブを挿入された男性患者(当時45歳)が窒息死した事故で、警視庁捜査1課と町田署は先月30日、医師が挿管に手間取ったミスが死因だったとして医師3人を業務上過失致死容疑で書類送検した。
調べでは、患者は脳腫瘍の疑いで同病院に入院していた。02年11月21日午後、処置を担当した医師らが気道確保のため気管にチューブを入れようとしたが、うまく入らず、呼吸障害を起こして死亡した。同署は、この時に約20分にわたり窒息状態になったことが死亡の原因で、医師のミスだったと断定した。
山口総院長は「医療行為として最善を尽くした」と話している。
毎日新聞 2005年12月1日 15時00分