ベルリン市内の総合病院で車いすの男性(68)が故障したエレベーター内に閉じ込められ、80時間後に救出されていたことが14日分かった。男性は持っていたビスケットで空腹をしのいだという。病院当局者が明らかにした。
同当局者によると、エレベーターは日本の事故で問題となっているシンドラーエレベータ製ではないという。
男性は年金生活者。エレベーターに閉じ込められた後、非常用ボタンを何度も押したが誰も救出に現れず、12日になって看護師が故障に気付き助けられた、と地元テレビに語った。男性はかつてエレベーターの修理担当者だったという。(共同)
毎日新聞 2006年6月15日 12時30分