大規模な土石流発生から2日目の20日、長野県岡谷市湊地区の市立湊小学校には、60世帯170人が避難し、不安な一日を過ごした。同日夕には新たな土石流の恐れで、同地区栃久保下流域の50世帯150人などに避難勧告が出された。
同市災害対策本部によると、栃久保の上流部の土石流で地盤が陥没。そこに大量の水がたまっているという。岡谷市では21日にも雨が予想され、同市危機管理室の古川幸男主幹は「少しの雨でも決壊し、2次災害の危険性がある」と指摘した。【吉見裕都、川口健史】
毎日新聞 2006年7月20日 20時09分
60世帯170人の住民が避難
した岡谷市立湊小学校の体育館
=長野県岡谷市湊の岡谷市立湊
小学校で20日午後4時17
分、内藤絵美写す