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豪雨被害:5万3000人に避難勧告・指示 鹿児島・熊本

活発な梅雨前線の影響で、九州各地は23日も大雨となり、鹿児島、宮崎両県の山間部では降り始めからの総雨量が1200ミリを超えた。鹿児島県菱刈町で22日夕、車が土砂に埋まり、新たに男性1人が死亡。集中豪雨による死者は計4人、行方不明1人となった。けが人は同県と宮崎、熊本の3県で計13人。避難勧告・指示は23日午後5時現在、鹿児島、熊本両県で約2万3000世帯約5万3000人となった。

 鹿児島県警などによると、同県菱刈町前目で22日午後5時半ごろ、ワゴン車2台が土砂崩れに巻き込まれ、運転していた大口市鳥巣、会社員、千代森新一さん(57)が土砂に埋もれ死亡、もう1台の5人も負傷した。同県のまとめ(23日午後2時現在)では、川内川や米ノ津川(出水市)などの計19カ所で堤防決壊やはんらんが発生。少なくとも6市町の1905棟が床上・床下浸水した。

毎日新聞 2006年7月23日 19時32分

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