20日午前10時45分ごろ、甲府市宝2、学習塾経営、佐野照彦さん(80)が自宅で死亡しているのが見つかった。山梨県警甲府署の司法解剖の結果、首の骨が折れて窒息死とみられるうえ、2階寝室のタンスが荒らされていたため、県警は21日、強盗殺人事件とみて同署に捜査本部を設置した。
調べでは、佐野さんは独身で1人暮らし。ワイシャツにズボン姿で、寝室のベッド脇でうつぶせに倒れていた。死後1~2週間とみられる。寝室の机には通帳や印鑑が置かれ、紙幣や銀行のキャッシュカードの入った財布も自宅内から見付かった。佐野さんは今月11日夕方に知人と会って以降、連絡が取れず、心配した親類の男性が訪ねて発見した。
現場はJR中央線甲府駅から南西に約1キロ離れた住宅地。【宇都宮裕一】
毎日新聞 2006年7月21日 20時55分