31日午後10時20分ごろ、神戸市灘区船寺通4、不動産業、辻川広司さん(56)が「母が血を流して死んでいる」と110番通報した。兵庫県警灘署員が駆けつけると、母の利子さん(80)が玄関で死亡していた。腹部と胸部に数カ所の刺し傷があり、1階居間の引き出しが物色されていた。兵庫県警捜査1課は強盗殺人事件と断定、灘署に捜査本部を設置した。
利子さんは夫の義照さん(86)が約1年前から入院しており、広司さんと2人暮らしだった。近所の人によると、義照さんはマンションを所有するなど資産家として知られていたという。【近藤大介、竹内紀臣】
毎日新聞 2006年9月1日