名古屋大学(名古屋市千種区)は24日、4月以降、無断欠勤を続けたとして愛知県内に住む課長補佐の男性(55)を9月30日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。男性の行方は4月から現在まで分かっておらず、家族が警察に家出人捜索願を出しているという。
名大によると、男性は4月19日午前、「都合があるので、午後に出勤する」との電話を職場にかけて以降、無断欠勤を続けている。職場や家族には、消費者金融業者から問い合わせの電話があったという。
名大は「本人とまったく連絡が取れないので、解雇以外に方法がなかった。もし、犯罪などに巻き込まれて連絡が取れないのだとしたら、処分を再検討したい」と話している。【浜名晋一】
毎日新聞 2006年10月25日