25日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は大幅に上昇し、指標となる米国産標準油種(WTI)12月渡しは前日比2.05ドル高の1バーレル=61.40ドルと、9月末以来、約1カ月ぶりの水準で取引を終えた。
米エネルギー省が発表した米石油在庫統計で、原油や石油製品の在庫が前週に比べて減少したことを受けて買い進められた。原油の在庫が例年に比べて余裕があるとみられたことから、60ドルを切る水準が続いていたが、冬の需要期を控えた供給不足への懸念を背景に、今月5日以来、ほぼ3週間ぶりに終値で60ドルを突破した。(ニューヨーク共同)
毎日新聞 2006年10月26日