イタリアのローマで3日に始まった「食糧サミット」で、イランのアハマディネジャド大統領が、食糧価格の高騰をめぐる先進国の対応を批判しました。
「食糧サミット」初日、日本の福田総理をはじめ40カ国を超える首脳たちが食糧問題について演説しました。
この中でイランのアハマディネジャド大統領は、「世界で数億人もの人々が貧困にあえいでいるなか、なぜ、人々が口にする食べ物を投機対象にするのか」と述べ、アメリカの穀物メジャーなど、先進国の食糧ビジネスを暗に批判しました。
さらにその後開いた記者会見では、イランの核問題について触れ、「ブラジルがバイオ燃料を必要としているように、我々も原子力エネルギーが必要だ」と自国の立場を主張しました。(04日02:46)