タクシー業界への規制をめぐって、国土交通省は全国の営業区域のうち新規参入や増車を規制できる地域を、これまでの6地区から109地区に大幅に増やしました。
全国644のタクシーの営業地域のうち、過当競争が指摘される札幌や仙台など6地区を「特定特別監視地域」に指定し、新規参入や増車を厳しく審査してきましたが、国土交通省は11日、対象地区を東京や大阪を含む109の地区に増やしました。
また、既存の業者について車を増やす際に事前の届け出を求める「特別監視地域」を、およそ8割にあたる537地区に拡大します。
国土交通省は来年、法律を改正して新規参入への規制を復活させる方針ですが、法改正の前の駆け込み的な増車を防ぐために運用を強化したものです。(11日14:04)