NHKの籾井勝人会長は5日の定例記者会見で、戦後70年に当たる今年の戦争関連番組について「従軍慰安婦の問題は政府の正式なスタンスが見えないので、放送することが妥当なのか慎重に考えないといけない。夏にかけて政府方針が分かるのかがポイント」と述べた。
籾井会長は「戦争の悲惨さと同時に、われわれが廃虚からどう立ち上がったのかを伝える元気の出る番組を入れてほしい」と話した。
従軍慰安婦問題に関して籾井会長は、昨年1月の就任記者会見で「どこの国にもあった」などと発言。個人的見解として撤回していた。〔共同〕