山形県で女性宅に侵入し、乱暴したとして強姦(ごうかん)致傷などの罪で起訴されたNHK山形放送局の元記者、弦本康孝被告(28)について、山梨県内で女性が強姦された事件にも関与した疑いがあるとして、山梨県警が強姦と住居侵入の疑いで逮捕状を取ったことが10日、捜査関係者への取材でわかった。来週にも再逮捕する。
捜査関係者によると、弦本被告はNHK甲府放送局富士吉田支局に勤務していた2014年、県内の一人暮らしの女性宅に侵入し、乱暴した疑いがある。現場で採取された遺留物のDNA型が、山形県内の事件の遺留物のDNA型と一致したという。
弦本被告は11年にNHKに入局し、甲府放送局で勤務。15年7月に山形放送局に異動した。16年2月に山形市内の20代女性宅に侵入して乱暴し、2週間のけがを負わせたとして、今年2月に山形県警に逮捕された。2月16日付で懲戒免職となった。