大鍾乳洞として知られる秋芳洞(山口県美祢市)入り口の商店街で、台湾のランタンを灯す「ランタン祭り」が復活する。秋芳洞商店会が19~22日に開催、約千個のランタンが商店街を照らす。旧・秋芳町時代に町が開いていたが、2008年に合併で美祢市となってからは実施していなかった。
かつて秋芳洞は台湾からの観光客でにぎわった。一時は減少したが、美祢市が12年に台北市に観光・交流事務所を開設してからは増えている。今回の祭りは約3千人の来客を見込む。秋芳洞の入洞割引もある。
21日は地元食材などを使う屋台を出すほか、イベントも実施、台湾のPRビデオも流す。台湾からの観光客が楽しめるよう演歌のショーも催し、先着500人にイノシシ鍋を無料で振る舞う。
同商店会の安富善政さんは「観光客にも地元の方にも楽しんでいただきたい。秋芳洞の閑散期に、にぎわい創出を目指す」と話している。