日本政策金融公庫(日本公庫)が26日に発表した3月の中小企業景況調査によると、売上が「増加」と答えた企業の割合から「減少」と答えた企業の割合を引いた売上DI(季節調整値)はプラス3.4と、前月から1.3ポイント改善した。家電や衣料品などが堅調だった。今後3カ月の売上見通しDIはプラス5.8と前月(プラス0.3)から上昇した。
最終需要分野別に見ると、家電関連は10.2ポイント改善のプラス9.7、衣生活関連は5.7ポイント改善のプラス6.3だった。一方、設備投資関連は5.7ポイント悪化のマイナス1.6、乗用車関連は11ポイント悪化のマイナス9.1だった。
調査は三大都市圏の取引先900社を対象に3月中旬に実施。全体の66.8%に当たる601社が回答した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕