【イスタンブール=佐野彰洋】トルコ大統領府は4日、エルドアン大統領が7日にイランを訪問すると発表した。テヘランでロウハニ大統領、最高指導者のハメネイ師と会談する。大統領府は声明で「地域や国際的な問題について意見交換する」と指摘した。トルコは核開発問題で制裁を受けるイランと同国産の天然ガス貿易を通じ緊密な経済関係を維持しているが、政治面ではシリア内戦への対応などを巡り不一致が目立つ。最近ではイエメンでのイスラム教シーア派武装組織「フーシ」の伸長について、エルドアン大統領が名指しで(フーシを支援しているといわれる)イランを非難した。