東日本旅客鉄道(JR東日本、9020)の冨田哲郎社長は7日午後の定例記者会見で、都心と羽田空港をつなぐアクセス線の構想について、「実現可能性は極めて高いが、完成には10年程度が必要だ。2020年の東京五輪に向けて暫定開業ができるかは検討中」との見解を示した。
訪日外国人の増加で、都心と空港を結ぶ路線の需要は増加している。冨田社長は「羽田へのアクセス強化は東京の国際都市としての競争力につながる。羽田アクセス線は重要なプロジェクトで早い時期に完成させたい」と話した。
JR東日本は同日、公衆無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」の無料サービスを24駅で開始し、4月末までにJR東日本エリアの41駅と5カ所までサービスを拡大すると発表した。「外国人の利用の多い地方の観光駅などでもサービスを拡大していく」(冨田社長)という。〔日経QUICKニュース(NQN)〕