■味の素 東洋水産との米国での共同出資会社、味の素東洋フローズンヌードル(オレゴン州)が冷凍麺を生産する新工場を建設すると1日に発表した。投資額は約30億円で2016年7月に生産を始める予定。味の素グループが北米で扱う冷凍食品はギョーザや春巻き、チャーハンが中心だが、品ぞろえを拡充する。
新工場はオレゴン州ポートランド市に建設し、日本式のラーメンや焼きそばなどの冷凍麺を生産する。年間生産能力は約8600トン。14年に買収した米冷食大手ウィンザー・クオリティ・ホールディングス(現味の素ウィンザー)の販売網を活用して北米全土に拡販していく計画だ。
味の素東洋フローズンヌードルは味の素グループが80%、東洋水産が20%を出資して今年4月に設立。昨年6月に両社が事業契約を結んでいた。