3季連続優勝を決め、選手らとの記念撮影に臨んだ杉本泰彦監督(前列左から2人目)=5月31日、神宮球場 野球の東都大学リーグで歴代1位の542勝を挙げた名将の後を継いだ教え子が、就任4カ月でチームを優勝に導いた。東洋大の杉本泰彦監督(58)。昨季まで46年間率いた高橋昭雄前監督(69)の攻撃野球を継承しつつも、試行錯誤を重ねて3連覇にたどり着き、「最後はドキドキ、ワクワクで楽しかった。次は日本一を」と前を見据える。 最終週(第8週)の亜大戦。1回戦に敗れ、優勝するにはもう1敗もできない状況でも、ベンチに悲壮感はなかった。「僕には経験がないから、選手にのっかって引っ張ってもらうしかない」。そう話す一方で、自身の経験に基づく采配が勝負どころでさえた。 相手の亜大は左腕エースが3連投。完封された1回戦から先発メンバーを2、3回戦では大幅に変え、左打者を9人中7人並べた。左対左は打者不利と言われるが「僕も左打者だが、理論上も逆だと思う」と言い、持論を貫いて勝った。 先発での3連投を上茶谷(かみちゃたに)大河(4年、京都学園)に託したのは「連投のほうがいい投球ができる」との判断から。「重要な場面ではどうしても力が入り、それを抜けと言われても難しい。連投なら、意識しなくても力は抜けますから」。1回戦で失点後、監督から「いきすぎるな」と声をかけられた上茶谷は、試合中に独自の「脱力フォーム」を編み出し、それが2、3回戦の勝利につながった。 杉本氏は徳島県の日和佐高(現海部高)から一般入試で一浪の末、東洋大へ。高橋前監督の指導のもとで正捕手に成長し、大学日本代表でも活躍した。日本通運の選手、監督を経て、2012年に西部ガス(福岡市)の初代監督に。昨夏まで3年続けて都市対抗野球出場に導いた。 母校の監督に就いたのは今年2月。学生の指揮は初めてで、開幕直後は「なぜもっとファイトしないのか。社会人のようにはいかないですね」といまひとつ覇気のない野手陣への不満もぽつり。その後も「しばらくはこれでいいのかな?と思いながらやっていた」と明かすが、徐々に選手の適性や考えをつかみ、対話も増えた。 優勝を決めた後、抑えの甲斐野央(4年、東洋大姫路)が上茶谷とともにウイニングボールを渡そうと駆け寄ってきたが、「日本一になってからな」と断った。「一戦ですべてが決まる最終戦は、都市対抗野球の代表決定のようでイメージしやすかった。日本一を目指す戦いも楽しみ」。そう語る指揮官の、全日本大学選手権(11日開幕)での采配も注目を集めそうだ。(杉山圭子) |
就任から4カ月、名将を継いで3連覇 東洋大野球部監督
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