15日午後4時55分ごろ、大阪市住之江区南港の遊歩道で「ごみ袋が捨てられている」と近くの会社に勤める男性から大阪府警住之江署に通報があった。同署員が遊歩道脇の植え込みにあった白いごみ袋の中から成人とみられる男性の遺体を発見。同署は死体遺棄事件とみて、身元確認を急いでいる。
同署によると、ごみ袋は縦約150センチ、横約80センチ。遺体に目立った外傷はなく衣服を着ており、死後数日経過しているとみられる。別の目撃者の男性は「15日午前7時ごろに現場を通った際にもあった」と話したという。府警は遺体を司法解剖して死因も調べる。
現場は大阪市営ニュートラム南港ポートタウン線ポートタウン東駅の南東約600メートルの倉庫や会社が立ち並ぶ地域。通勤のため自転車で遊歩道を通る病院職員の女性(55)は「身近でこんなことが起こるなんて……。怖くて付近を通れない」と話した。