【ウィーン＝原克彦】イランの核開発を巡る同国と米英ロなど６カ国の最終合意に向けた協議が大詰めを迎えている。両陣営は対立点の解消へ経済制裁を解除する時期で妥協案を探り始めた。ただ、軍事施設への査察はイランがなお強く拒否しており、打開策は見いだせていない。当面の交渉期限である７日までの合意に向け、ぎりぎりの攻防が続く。

「最終合意にこれほど近づいたことはかつてない」。イランのザリフ外相は３日、動画共…