中国の崔天凱駐米大使は4日、「中米関係は現在正念場にある。我々は大局的・長期的視点に立ち、建設的姿勢で協力の最大公約数を探り、対話と協力を再開し、相互信頼を再構築して、中米関係が正常な軌道に戻る後押しをする必要がある」と表明した。中国新聞社が伝えた。 崔大使の発言は、米東部時間4日に中国安徽省と米国メリーランド州の両政府が行った友好関係樹立40周年オンライン記念行事開幕式でのものだ。 今回の行事は、中国の省と米国の州との間で今年初めて行われた友好関係樹立記念行事だ。崔大使は、「中米両国の地方政府が『リセットボタン』を明確に押し、実際の行動によって中米の友好協力の新たな章を開いたことを喜ばしく思う」と述べた。 中米関係について崔大使は、「我々は調整・協力・安定を基調とする中米関係の正しい方向性を堅持する必要がある。今年は『ピンポン外交』50周年だ。メリーランド大学体育館は当時『ピンポン外交』の重要な舞台となった。半世紀の間、中米関係は幾度も困難を経験しながら目覚ましい発展を遂げ、両国民に大きな幸福をもたらし、中米協力によって両国及び世界に寄与する重要な事や良い事を行ってきた」と指摘。 さらに、「中米関係は現在正念場にある。我々は大局的・長期的視点に立ち、建設的姿勢で協力の最大公約数を探り、対話と協力を再開し、相互信頼を再構築して、中米関係が正常な軌道に戻る後押しをし、世界の平和・安定・繁栄に貢献する必要がある」とした。 崔大使はまた、「中米両国民の友好という正しい方向性を堅持する必要がある。国家間の関係は結局のところ国民間の関係であり、国民が支持し、また最終的に国民に貢献するものである必要がある。相互往来は両国民共通の願いだ。我々は民意に沿い、できるだけ早く双方間の往来における障害を取り除き、互いの交流と協力のために橋を架け、道を敷く必要がある」と強調した。(編集NA) 「人民網日本語版」2021年2月5日 |
崔天凱駐米大使「建設的姿勢で中米協力の最大公約数を探るべき」
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