京都府警は9日、京都市左京区岩倉幡枝町の住宅で2人の遺体が見つかったと明らかにした。うち1人は成人とみられ、上半身が白骨化。さらに1遺体が入ったスーツケースも見つかった。府警は死体遺棄事件とみて捜査を進める。府警は同日、住宅を現場検証した。
府警によると、遺体は8日午後7時ごろ警察官が発見。一部が白骨化した遺体は女性用の下着を着けており、1階の風呂場に向かう廊下にあおむけで倒れていた。スーツケースは、横に倒れた状態で同じ1階のリビングにあった。室内には血痕も見つかった。
住宅は年配の夫婦とみられる男女2人と、その子供ら計4、5人で住んでいたという情報があり、遺体の身元確認を急ぐとともに、司法解剖をして死因を調べる。
この住宅を住所とする人物が京都市内のコインパーキングの代金を約1週間分滞納しており、8日午後3時15分ごろ、30代の管理業者の男性が請求のため訪問。呼び鈴に反応がなく、不審に思い、110番した。玄関は施錠されていた。〔共同〕