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2021年1月1日から、上海の主なスポーツジム企業15社の約400店舗で、会員カードを作成してから7日以内なら退会できるクーリングオフ制度が導入される。新華社が報じた。
28日に発表された「上海市のスポーツジム業界の会員サービス契約書ひな形(2021版)」は、上海市体育局や上海市市場監督管理局、上海市消費者権益保護委員会、上海市スポーツジム健美協会などが制定したスポーツジム業界の会員サービス契約書のひな形となる。その中で、「会員カードを作成してから7日間の『冷静期』を設ける」と明確に言及している。消費者は契約にサインした日から7日以内なら、その期間未使用であることを条件に、退会して、全額返金するよう求めることができる。
契約書のひな形は、退会(返金)をめぐって、経営者と消費者の権利と責任関係を明確にしている。経営者側の契約違反について、▽会員に対するサービスの内容を無断で変更した場合▽営業を停止した場合▽移転時の補償方法をめぐって消費者と合意していない、または取り決めの補償を行っていない場合▽営業を一時停止した際の取り決めの補償を行っていないなどの4つのケースにおいて、消費者は退会し、相応の返金を求める権利を有しているとしている。また、返金についても、残金の計算方法や返金期限などについても明確に規定しており、スポーツジムの経営者の経営を規範化し、会員カードの返金をめぐる明確な規定を設けている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月30日