日本相撲協会は26日、大相撲九州場所(11月8日初日・福岡国際センター)の新番付を発表し、横綱陣は秋場所で2度目の優勝を果たした鶴竜が横綱10場所目で初めて東正位に就いた。左膝負傷で先場所を途中休場した白鵬は11場所ぶりの西で、横綱在位は貴乃花を抜いて単独史上4位の50場所に到達した。同1位は北の湖の63場所。右肘のけがによる2場所連続休場からの復活を目指す日馬富士は東。
新入幕は御嶽海ただ一人だった。幕下付け出しデビューから所要4場所は昭和以降2位の早さ。長野県出身では1972年九州場所の大鷲以来43年ぶりとなった。
大関陣は先場所、右膝負傷の影響もあり賜杯を逃した照ノ富士が東。稀勢の里が西、琴奨菊が東と続き、西の豪栄道は2度目のかど番で迎える。
関脇は東が栃煌山、西が妙義龍で先場所と変わらず、小結は東が栃ノ心、西に嘉風が座った。先場所に殊勲、技能のダブル三賞だった嘉風は9場所ぶりの小結。
再入幕は松鳳山と豊響。新十両の朝弁慶は神奈川県出身として93年春場所の朝相洋(後の朝乃翔)以来の関取となった。東龍と大道が十両に復帰した。〔共同〕