欧州の大手旅行予約サイト「ブッキング・ドットコム」を運営するブッキング・ドットコム・ジャパン(東京・港)は那覇市内に営業所を新設した。インバウンド(訪日外国人)の増加を背景に、旅行先として沖縄の魅力が高まっているため、宿泊予約ができるホテルを新規に開拓したい考えだ。
ブッキング・ドットコム・ジャパンの営業拠点は、那覇市で5カ所目になる。これまでは東京、大阪、福岡、札幌と大都市圏に限られ、沖縄県内の営業は福岡が担当していた。インバウンドの増加を受けて、今年1~6月の同社の予約サイトを通じた沖縄県内の宿泊予約件数は前年同期に比べて2倍に増えた。
同社によると、県内にある約1500の宿泊施設のうち、10月時点で約360軒の予約が可能だという。今後は「離島を含めて営業活動を広げ、既存の顧客とも関係を強化したい」としている。