財務省が10日発表した10月の対外及び対内証券売買契約などの状況(指定報告機関ベース)によると、海外投資家による日本株への投資は5カ月ぶりに買い越しだった。買越額は1兆775億円。
9月の米雇用統計が市場予想を下回り、米国の緩和的な金融政策が続くとの見方が買いを支えた。中国人民銀行(中央銀行)の追加利下げも海外投資家からの資金の流入を促した。
国内投資家による海外の中長期債への投資は4カ月連続で買い越しだった。買越額は2兆3675億円。株式は11カ月連続の買い越しだった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕