【モナコ=共同】国際陸連は26日、2015年の年間表彰で新人賞に当たる「ライジングスター・アワード」に、16歳のサニブラウン・ハキーム(東京・城西高)を選んだと発表した。日本選手の受賞は初めて。
最優秀選手の男子は十種競技で世界新記録を出したアシュトン・イートン(米国)、女子は1500メートルの世界記録を塗り替えたゲンゼベ・ディババ(エチオピア)がともに初選出となった。
ガーナ人の父、日本人の母の間に生まれたサニブラウンは7月の世界ユース選手権で100メートル、200メートルの2冠を達成。200メートルは2003年にウサイン・ボルト(ジャマイカ)が出した大会記録を更新する20秒34で走り、注目を集めた。日本最年少出場となった世界選手権(北京)は200メートルで準決勝に進んだ。
日本陸連の横川浩会長は「来年のリオデジャネイロ五輪、20年東京五輪に向けた期待の星。大変励みになる」と述べた。