7日午前8時11分、熊本県の阿蘇山中岳第1火口で、ごく小規模な噴火があり、噴煙が火口から約700メートルの高さまで上がった。阿蘇山の噴火は10月23日以来。気象庁は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)を維持し、火口から1キロの範囲は大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼び掛けている。県警や消防によると、けが人などの被害は確認されていない。
中岳第1火口は9月14日の噴火で噴煙が高さ2千メートルに達し、火砕流も発生。気象庁は警戒レベルを3(入山規制)に引き上げたが、活動が停滞しているとして11月24日にレベル2に引き下げている。
福岡管区気象台は「この程度の噴火はいつ起こってもおかしくない」としている。〔共同〕