江西省水害・干ばつ対策総指揮部の26日の発表によると、中国最大の淡水湖・■陽湖(■は番へんにおおざと)の重要な水文観測所である星子観測所の水位が同日午後4時に、19.05メートルに達し、警戒水位を0.05メートル超えた。前日25日午後4時と比べて0.07メートル上昇した。中国新聞網が報じた。
7月12日午後、東岸に位置する堤防を境に、内湖である珠湖の水は青いのに対して、外湖は豪雨で濁り、対照的な景色となっている■陽湖の様子。(資料写真、撮影:劉占昆)
江西省水害・干ばつ対策総指揮部によると、同省では水害対策のために延べ485万2500人投入された。うち、一般省民が319万3400人、幹部が76万1500人、部隊が77万人、消防隊員が7万4900人、森林消防隊員が4067人、安能第二工程局の職員が1万5200人、江西省鉱山の救護隊が1325人、地方専従森林消防隊員が2万7600人、社会の救援参加者が1万269人。水害対策に投じた機械設備は3万3000台・セット、使われた土や石は245万7900立方メートルに達している。
7月以来、■陽湖の水位が急上昇しているため、江西省は湖の水を秩序立てて遊水地に流している。江西省水害・干ばつ対策総指揮部が発表した最新統計によると、今月26日午前11時の時点で、長江や■陽湖では213ヶ所の遊水地に水が流された。うち、湖周辺の遊水地が185ヶ所、長江沿いが17ヶ所、その他の遊水地が11ヶ所となっている。(編集KN)
7月16日、江西省余干県康山大堤で、ぬかるんだ堤防内側の草地にスコップで溝を作る陸軍第73集団軍某旅の兵士たち。堤防からあふれ出てきた水を流すことで、堤防内部の負担を減らし、大きな水害が発生することを防ぐことができる。(資料写真、撮影:劉占昆)
「人民網日本語版」2020年8月27日