沖縄県が18日発表した11月の入域観光客数は前年同月比9.8%増の61万9600人となった。前年実績を上回るのは38カ月連続。国内客は0.4%減とわずかに減少したが、倍増した外国客が全体を押し上げた。12月も予約状況は好調で、県は「観光客数は堅調に推移する」(文化観光スポーツ部)とみている。
11月の外国客は11万3400人。上海―那覇の航空路線の増便などを受け、中国本土からの観光客が3倍の2万2200人となった。最も多い台湾からは76.7%増の3万400人だった。
国内客は50万6200人だった。国内クルーズ船の寄港回数が減り、海路客が減少した。空路の羽田―那覇路線の座席数減少も響いた。