年末年始を古里で過ごす人たちの帰省ラッシュが30日にピークを迎え、ＪＲ新大阪駅（大阪市淀川区）は大きなスーツケースや土産を抱えた家族連れなどで混雑した。

ＪＲ西日本によると、山陽新幹線の自由席の乗車率は最高で150％に達し、指定席もほぼ満席状態となった。

大阪府茨木市に住む会社員、高下慶彦さん（27）は広島県呉市の実家に家族３人で向かう途中で、「両親やいとこなど多くの親戚も集まりにぎやかな正月になるだろう。新鮮な魚などおいしい海の幸が楽しみ」と笑顔で話していた。

大分県宇佐市の実家に向かう大阪市北区の男性会社員（36）は「来年小学校に入る６歳の長女は実家で手伝いをするのも楽しみにしている。成長した姿を両親に見せたい」といい、長女は「おじいちゃん、おばあちゃんに早く会いたい」と声をはずませていた。

ＪＲ側は鉄道でのＵターンのピークを１月３日と見込んでいる。