三重県御浜町で昨年11月、当時中学2年の女子生徒(当時14)を誘拐し自宅に連れ去ったとして、未成年者誘拐などの罪に問われた会社役員波川智央(ともひさ)被告(33)=高知市南金田=の初公判が19日、津地裁(水野将徳裁判長)であった。被告は「待ち合わせをして一緒に自宅に行ったことは間違いないが、本人の意思に反していることではない」として起訴内容を否認した。
起訴状などによると、波川被告は昨年11月15~18日、スマートフォンのアプリで女子生徒と連絡を取って家出をそそのかし、同月18日午前7時半ごろ、御浜町の路上で乗用車に乗せて連れ去ったとされる。女子生徒は昨年12月22日に波川被告の自宅で保護された。