政府は24日の閣議で、JR四国社長に半井真司専務(60)、首都高速道路社長に宮田年耕専務(66)、阪神高速道路社長に幸和範専務(68)、新関西国際空港社長に春田謙副社長(67)をそれぞれ昇格させる人事を了承した。いずれも6月下旬の株主総会日付。
このうち宮田氏は元国土交通省道路局長、春田氏は元国交次官で、第2次安倍政権では、両社が国交省からの「天下り」社長を迎えるのは初めて。石井啓一国交相はこの日の閣議後会見で「重要課題にすぐれた能力を発揮してきた実績と経験を踏まえ、昇任が最適と判断した」などと述べた。
また、政府は、JR北海道の須田征男会長(72)と島田修社長(58)、JR貨物の石田忠正会長(71)と田村修二社長(67)、東日本高速道路の広瀬博社長(71)、中日本高速道路の宮池克人社長(69)、西日本高速道路の石塚由成社長(67)、本州四国連絡高速道路の三原修二社長(70)を、それぞれ再任する人事も了承した。