高木佳保里氏
おおさか維新の会は7月の参院選大阪選挙区(改選数4)の2人目の候補者として、堺市議の高木佳保里(かおり)氏(43)を擁立する方針を固めた。松井一郎代表(大阪府知事)が1日夜、高木氏を面談。党の看板政策の「大阪都構想」に賛成であることを確認し、判断した。3日の党常任役員会で正式に決定する。
2016参院選
高木氏は堺市出身。2011年の市議選で自民党公認で初当選し、現在2期目。今年3月に自民を離党し、おおさか維新が5月に行った大阪選挙区の公募に応じていた。高木氏が昨年5月、大阪市で住民投票が行われていた時に都構想反対の活動をしていたことが擁立のハードルになっていたが、面談で今は賛成していることを確認できたという。
大阪選挙区でおおさか維新は、新顔で党政調会長の浅田均氏(65)の擁立を決定済み。大阪市が地盤の浅田氏と堺市議の高木氏で「ある程度の票のすみ分けが可能」(党幹部)と分析している。
大阪選挙区では、ほかに自民新顔の松川るい氏(45)、民進現職の尾立源幸氏(52)、公明現職の石川博崇氏(42)、共産新顔の渡部結氏(35)らが立候補を表明している。