自動車教習所の技能検定員の資格審査をめぐり、試験問題を事前に漏らしたとして、地方公務員法違反に問われた元岡山県警運転免許課職員柴田昭仁被告(49)と、県警OBで元自動車教習所管理者小松原弘文被告(62)の判決が17日、岡山地裁であった。後藤有己裁判官は両被告に懲役6カ月執行猶予3年(求刑懲役6カ月)を言い渡した。
判決によると、小松原被告は昨年6月、県運転免許センターで、柴田被告に「何かヒントを教えてほしい」などと試験問題の漏洩(ろうえい)をそそのかし、柴田被告は守秘義務に反して教えた。(井東礁)