徳島県庁の執務室で、消費者庁職員がテレビ会議で東京の幹部とやりとりした=4日午前、徳島県庁
消費者庁の徳島県への試験移転が4日、同県庁で始まった。板東久美子長官や課長級などの職員総勢約40人が29日まで勤務する。
試験は3月に続き2回目。京都への移転方針が決まった文化庁に続き、中央官庁の移転に向けた試金石となる。政府は8月末までに移転の可否を判断する。
初日は同庁職員25人が派遣され、勤務をスタート。執務室は県庁10階に設けられ、セキュリティーを確保するため、部屋の入り口に警備員を配置し、人の出入りをチェック。消費者庁の専用回線によるテレビ会議システムなどを使い、東京を離れて業務を支障なく行えるか検証する。
3月の試験移転は、長官や職員…