中国科学院微生物研究所によると、同研究所と重慶智飛生物製品股フン有限公司(フンはにんべんに分)が共同開発する新型コロナウイルスサブユニットワクチンの1・2期臨床試験の盲検解除会議がこのほど、北京市で開催された。その結果は予想に合致し、同ウイルスが高い安全性と免疫原性を持つことが分かった。人民網が伝えた。
今回の臨床試験は無作為、二重盲検、偽薬対照に分けられた1・2期臨床試験研究で、ウイルスの安全性と免疫原性を評価した。安全性のデータと結果によると、1・2期臨床試験の観察では今のところ、同ワクチンと直接関連する深刻な不良事件が発生していない。盲検解除データは、同ワクチンが高い耐性、安全性、免疫原性を持ち、次の臨床試験を引き続き展開できることを証明した。
中国が重点的に展開する5つのワクチン路線の一つとしての同ワクチンは、同研究所の高福院士と厳景華氏のチームが開発したもので、戴連攀研究員が同成果の主要担当者の一人。同ワクチンは独自の知的財産権を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年11月2日