元総務相で岩手県知事を務めた増田寛也氏(64)は、東京都千代田区の選挙事務所で第一声を上げた。
特集:2016東京都知事選
推薦を出した自民の谷垣禎一、公明の井上義久両幹事長もそろって出席。増田氏は立候補を表明した会見などで、「都政の混迷の終止符を」と訴え、行政の現場で仕事をしてきた実績をアピールする。政策として、待機児童問題、高齢化社会、首都直下地震の「三つの不安の解消」を掲げている。
出陣式には、国会議員や都議らのほか、業界団体の代表も集まった。直前の参院選東京選挙区では、自公の候補で約230万票を得た。組織を固めたうえで、無党派層へ支持を広げる選挙戦を展開する考えだ。