民進党代表選(9月2日告示、15日投開票)で長島昭久元防衛副大臣は29日、自身の立候補を見送り、前原誠司元外相の支援に回る意向を固めた。共産党との野党共闘に批判的で、前原氏とは憲法改正など政治的信条も近いことから、協力を決めたとみられる。
長島氏はこの日、国会内で、前原氏と支援を表明している大畠章宏元経済産業相らグループの議員と会談。支援を求める前原氏に対し、「支援する方向だ」と意向を伝えたという。長島氏自身は「30日に地元支持者に明らかにする」と話している。
長島氏は、岡田克也代表が進めた共産党との選挙協力を批判し、1日にいち早く代表選への出馬を目指すと明言、党内情勢を探ってきた。ただ、支持が広がらず、26日に出馬会見した前原氏からは、蓮舫代表代行への対立候補を一本化するために協力を要請されていた。
前原氏はこの日、国会近くに選…